日高屋のゲームなはなし#6 バーンアウトパラダイスというアウトロー系レースゲームがありまして
バーンアウトパラダイス
それはレースゲームのセオリーを真っ向からブチ破った伝説の傑作…
ということで、今回はバーンアウトパラダイスの紹介なんですけども、レースゲームといえば何を思い浮かべるだろう?
RIDGE RACER(新作まだ?)やグランツーリスモのようなリアル寄りのある作品が多かったりします。ACなら頭文字Dや湾岸ミッドナイトが代表作ですね。
しかし、このバーンアウトパラダイスは小難しい操作やルールは一切なし。
乱暴な運転でいい、どこ走ってもいい。
勝てばいい、ただそれだけ。
バーンアウトパラダイスについて
本作はレースゲームではやや珍しいオープンワールド。このパラダイスシティという大きな街が本作の舞台で、山から海まで様々なロケーションが揃い、同時にアウトローでクレイジーなヤツらが集まる街。
プレイヤーはこのパラダイスシティを練り走り、最強のドライバーとなるために数多のレースに挑む…とまぁこんな感じのゲームで本当に1から10までアウトローでルール無用。もう何でもありのレースゲームなのです。
グラフィックも美麗!ドライブが楽しくなること間違いなし。
このハチャメチャぶりが私の灰色だった学生生活に彩りを添えてくれたのです。
とにかく脳汁出まくり!血湧き肉踊るアツいストリートバトルがそこにあったのです。
危険走行でスリルと爽快感を味わおう!
まずひとつ、このゲームは如何に危険かつ爆速で走れるかがキーになっている。
初めてプレイする人はビビリながら運転することでしょう。それもそのハズで、常にブーストを炊きまくって最高速度をキープして走ることを前提で作ってるので強制的にドライバーズハイにさせられます。
それに加えて危険走行も当たり前。
ストリートバトルということで当然一般車両もガンガン走っている中、対向車線走行やニアミス(ぶつかるギリギリで走る)を行っていくことになります。
本作の仕様で危険走行をこなすことで何故かブーストが回復するので、継続的にブーストをかましていこう。
ハイになるのを慣れてください、攻略したいならね。
と言わんばかりに。
空を飛ぶのも日常茶飯事。これも戦略のひとつでもあったりする。
本作がアウトローと呼ばれる所以
さらに、本作はオープンワールドということでレース中でもどこ走ってもいいというアウトローぶり。
レースのルールもシンプルにひとつ、とりあえず1位になれ。
ということで1位になるためにならもう何やってもいいしどこ走ってもいいのだ!
正々堂々と公道でバトルしても良し、外れた道を走って一気にショートカットして意表を突いて良し。
自分だけの戦略やルートを開拓する楽しみも本作の魅力のひとつなのです。
何より、本作を象徴するシステムとしてテイクダウンがある。これがもう最高!
レース中に相手の車をスリップさせて壁に激突させたり崖下に叩き落とすことでテイクダウン達成。
クラッシュした相手を大幅にタイムロスさせたり何故か自車のブーストが回復したりと恩恵が非常に大きく、レースを有利に運ぶことができる…というかこれをガンガン狙っていかないと勝つのは厳しい。
というのも、相手もこちらや他の車のテイクダウンを虎視眈々と狙っている。
ただ走ってるだけだと、気がついたら自車が海の藻屑になっていたとか全然ザラ。
しかもクラッシュした車の残骸が自車に当たってそのまま自車もクラッシュするコントのような展開もあるし、画面外から追突させられてスリップするのも当たり前。
やられる前にやる、これがバーンアウトパラダイス。
肉弾戦を潜り抜け、1位を力ずくでもぎ取るのだ!
ただ、遊んでて分かるけど本作のゲームデザインとオープンワールドってめっちゃ噛み合ってるんですよね。
自由×自由がしっかり面白さに繋がってて、リプレイ性が非常に高いのもストロングポイント。
またバトルの種類もレースだけではなく、異常なまでに堅くて速い黒塗りの車から逃げながら目的地まで走るものや、ドリフトやロール、ジャンプなどのスタンスを繰り返し芸術点を稼いだり、時間内に指定の数まで敵車をテイクダウンさせまくるなどかなり豊富。
車の数も非常に豊富なのでやりこみ要素も満点でしょう。
ちなみに車のアンロック方法もテイクダウン。
呑気にクルージングを楽しむ野郎の車をクラッシュさせてコレクションに加えるのだ。
ここからは個人的な話になってくるのですが、実はレースゲーム初心者でもかなり楽しめる作品だと思います。
確かに危険かつ自分の中で目覚めちゃいけないものが目覚めてしまいそうな作風ですが、ギアチェンやマニュアルやオートもなし。
コーナリングも力技で壁ガリガリしながら曲がってもいい。綺麗に曲がる必要なんてないのです。
またオープンワールドってんで気軽に車の試運転できたり苦手なルートを繰り返し練習できたり、何よりクラッシュしてしまった時のペナルティもブースト減少とタイムロス程度で済むという優遇っぷり。罰金もなし、免許剥奪もなし。
必要なのはアクセルを踏み続ける勇気、そして邪魔するものは叩き潰す野心なのだ。
※これはレースゲームです。
ただ、オープンワールドなんだけどもファストラベルがなかったり、車の変更などを行える拠点「ジャンクヤード」の数がかなり少なかったり長く遊べば遊ぶほど地味に痒いとこがちょっとずつ出てきます…()
あと、本作はライセンスをグレードアップするために同じイベントを何度もこなす必要があるので、それが苦手な人にはやや厳しいか?
イベントをこなすために街のあっちこっち走り回って…と、地味に面倒です。
ということで、今回はバーンアウトパラダイスについてつらつらと書きましたが個人的にかなり良くできた作品だと思います。
レースゲームに肉弾戦というエッセンスを加えることで全く新しいゲーム体験ができること間違い無し。
傑作なので是非とも手に取ってみてください。
パラダイスシティで会いましょう。
Good Luck!
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